
エステティック発祥の地として知られるフランス。始まりは、18世紀後半のマリーアントワネットの時代の貴族たち。彼女たちは、牛乳風呂に入り、化粧品を使い、豪華な衣装を身にまとうことで、美しさを競い合った。その流れを受け継ぎ、化粧品業界とともに歩みながら、20世紀には、美顔・脱毛・マッサージといった現在のようなサロンスタイルが登場した。また、エステティシャンと呼ばれる職業が確立したのは、第二次世界大戦後のことである。1957年には「エステティック協会」を設立、1963年には、エステティシャンが職業として国から認められ、国家資格としても認知されるようになった。一方イギリスでは、ヴィクトリア女王時代の流れを汲んでおり、男女問わず、身体の清潔さや肌の健康を保つことを目的に発展してきた。フランスの「美」に対する意識とはまた違ったイギリスの「美」は、生活の中に浸透しているのである。アメリカのエステティックは、100年の歴史をもっている。第二次世界大戦後、ファッション・ヘアスタイル・メイクアップが、ハリウッドの女優を中心に広まり、肌の手入れや全身美容といったエステティックサロンが発展した。化粧品の開発とともに、美容器具の開発が進み、特に脱毛技術は群を抜いている。年代ごとに、求められるものは、ダイエット、リラクゼーションと変化しており、現代では、目的別に専門のサロンが作られるようになった。
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